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建設会社に隠れている巨額の債務保証

東証に上場しているゼネコン79社が抱えている借金・債務保証はざっと14兆円。

このうち70%が不良債権化というから容易ならざる事態といえるでしょう。

 

しかし、ゼネコンの倒産が現実になる前から、実態は14兆円なんてものではありません。

その倍はある、といわれてきました。

 

その証拠のひとつが東海興業が法的処理に踏み切ったとき明るみにした修正貸借対照表です。

 

これによると、最悪といわれた同社の96年10月期の有価証券報告書に記載された債務保証よりもっとひどい実態でした。

 

東海が7月8,9日に全国5ケ所で開いた債権者説明会の資料にした修正貸借対照表は、総資産は決算発表時の3523億円が1429億円も減額され、2094億円に修正されていました。

逆に総負債額は決算発表時の3436億円が5110億円に増額修正され、修正後のバランスシートは3016億円の債務超過でした。

 

つまり、総負債額の5110億円マイナス3436億円=1674億円が、全額とは言えませんが、ほぼ有価証券報告書に報告義務のない「隠れ債務保証」など、表に出てこない裏保障がいくつかあったのです。

 

「隠れ債務保証」の存在は大都工業にもいえました。

 

97年3月の同社の有価証券報告書の債務保証は251億円。

ところが修正値は651億円で400億円もサバを読んでいました。

30年増がコギャルと言い張っていたようなものです。